はじめに
下記のチャートを元に何月に買って何月に売るのが一番勝つ確率が高いのかAIで分析してみた。
株の世界でよく言われる格言が正しいのか。確認していきます。
・2月は高く、3月9月は安い
・セルインメイ(5月に売って9月に戻れ)
・9月初めに購入、12月末に売却
・2月初めに購入、4月末に売却
・ニッパチ閑散期

【チャートから読み取れる傾向(2015年〜2025年)】
勝ちやすい買いタイミング:10月〜12月
- 2016年、2020年、2022年、2023年など、年末にかけて上昇しているケースが多い。
- 「年末ラリー」が日本市場でも発生することが確認できる。
売りのタイミング:3月〜5月
- 2017年、2018年、2021年、2024年など、春に一旦ピークを付ける傾向が見られる。
- 年始から春までの上昇トレンドが終わりやすいポイント。
【下落に注意すべき時期】
6月〜9月:横ばい or 下落
- 2015年、2018年、2019年、2022年、2024年にかけて、夏場に弱含む傾向。
- 海外投資家の夏休みや国内需給の低調が要因とされ、「夏枯れ相場」に該当。
【10年間のパターンから導く投資戦略】
戦略 | 時期 | 理由 |
---|---|---|
エントリー | 10月末〜12月 | 年末ラリー+押し目が多い |
利確 | 3月〜5月 | 年始の上昇トレンドの終了期 |
ノーポジ | 6月〜9月 | 横ばい・下落のリスクが増加 |
【補足】この傾向が当てはまりやすい年の特徴
- 米国株(S&P500)やドル円が堅調な時期に、日経平均の「年末→春の上昇」が強くなりやすい。
- 逆に世界的な金融不安(例:2018年の米中貿易戦争、2020年のコロナ初動)ではこのパターンが崩れやすい。
結論
10月〜12月に買い、3月〜5月に売るのが最も高い勝率となるシーズナル戦略です。
この戦略は、チャート上でも複数年にわたって機能しており、単純な移動平均クロスよりも再現性が高い印象があります。
さらに日経225の月別買い・売りパターンの平均リターンのヒートマップを作成しましたので参考に!
見方
- 縦軸が「買い月」、横軸が「売り月」
- 色が緑に近いほどリターンが高く、赤に近いほど低い(またはマイナス)
- 例えば「1月に買って7月に売る」や「1月に買って11月に売る」などが高リターン傾向

結論(勝つ確率が高い月)
- 過去データでは「1月に買って7月・11月に売る」や「2月に買って8月・11月に売る」などが高い平均リターンを示しています。